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照明ポールの規格とは?失敗しない選び方と知っておくべき基準を徹底解説

街路灯や公園、駐車場のライトアップなど、私たちの安全な暮らしを支える「照明ポール(街路灯ポール)」。新設や交換の際、「どのような規格に準拠すればいいのか」「どう選べば失敗しないのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

照明ポールは単なる柱ではなく、台風や地震などの自然災害に耐えうる「安全基準」を満たしている必要があります。

本記事では、プロの視点から照明ポールの基本概要、業界標準となる規格の解説、放置できない強度基準、そして失敗しない選び方までを分かりやすく解説します。

1. 照明ポールとは?

照明ポールとは、道路、公園、広場、商業施設の駐車場などに設置され、高所から広範囲を照らすための照明器具を支える柱(構造物)のことです。

主に使用される素材には、鋼管(鉄)、ステンレス、アルミニウム、コンクリートなどがあり、設置環境や意匠性(デザイン性)、耐久性に応じて使い分けられます。なかでも、強度と加工性のバランスに優れた「鋼管製(スチール製)」が最も広く普及しています。

照明ポールには、主に以下のような役割と重要性があります。

  • 夜間の安全確保: 歩行者や車両の視認性を高め、事故を防止する。
  • 防犯効果: 死角をなくし、犯罪を抑止する。
  • 景観の向上: 街並みや建物のデザインに合わせた美しい空間を演出する。

安全に、 確かな品質で長く使い続けるためには、設置場所に合わせた適切な「規格」の選定が不可欠です。

2. 照明ポールの規格とは?(日本照明工業会の基準)

照明ポールの製造や設置においては、安全性や品質を担保するために様々な公的規格・業界規格が定められています。日本国内において最も重要視されるのが、一般社団法人日本照明工業会(JLMA)が定める規格です。

ここでは、選定時に必ず確認すべき代表的な規格と基準について解説します。

① 日本照明工業会規格「JIL 1003」

日本照明工業会では、照明ポールの強度や安全性に関する設計基準を制定しています。その中核となるのが以下の規格です。

  • JIL 1003(照明用ポール強度計算基準): ポールの材料、形状、寸法に応じた構造計算の方法や、風荷重(風による力)に耐えうる許容応力度などを厳格に定めた、業界の標準設計基準です(高さ14m以下のポールに適用)。

国内の信頼できるメーカーが製造する照明ポールは、すべてこの「JIL 1003」に基づいて厳密な構造計算が行われています。

② 耐風速規格(風速基準)

照明ポールを選ぶ上で最も重要な規格の一つが「耐風速(設計風速)」です。JIL 1003に準拠し、日本の地域ごとに想定される最大風速(基本風速)に合わせて、ポールの設計強度を計算することが求められます。

一般的には、以下のような設計風速を基準に選定します。

  • 一般地域: 設計風速 60m/s(標準的な地域)
  • 強風・台風地域: 設計風速 65m/s〜 70m/s(沖縄や沿岸地域、高台など)

注意ポイント:

近年、地球温暖化の影響により大型台風が頻発しています。JIL規格に準拠し、設置地域の基準を満たした「耐風設計」がなされているかを必ず確認してください。

③ 防錆・表面処理の規格(JIS規格等)

屋外に設置される照明ポールは、雨風による「サビ(腐食)」との戦いです。そのため、表面処理(塗装やメッキ)の規格も重要になります。

  • 溶融亜鉛メッキ(JIS H 8641): 鉄の表面に亜鉛の皮膜を作ることで、非常に高い防錆効果を発揮します。
  • 焼付塗装: 美観を保つための塗装。耐候性に優れたアクリル樹脂やウレタン樹脂、粉体塗装などが仕様として定められます。
溶融亜鉛メッキイメージ
焼付塗装イメージ

3. 失敗しない照明ポールの選択

照明ポール選びで失敗しない(設置後に倒壊トラブルや早期劣化を起こさない)ためには、以下の3つのステップを意識して選定を進めることが大切です。

ステップ1:設置環境(塩害・風・地盤)を把握する

まずは「どこに建てるか」を明確にします。

  • 沿岸部(海から数キロ圏内): 塩害に強い「ステンレス製」や「重耐塩仕様の溶融亜鉛メッキ」が必要です。
  • ビル風・山間部: 風圧が強くなるため、標準仕様よりも高い設計風速(例:60{m/s以上)のポールを選定します。

ステップ2:LED照明器具の「重量」と「受風面積」を確認する

ポールにかかる負担は、柱自体の風を受ける面積だけでなく、先端に取り付ける照明器具の「重量」と「受風面積(風を受ける広さ)」によって大きく変わります。

「JIL 1003」に基づき、取り付ける予定の器具がそのポールの制限内に収まっているかを必ず計算・確認してください。

ステップ3:信頼できる国内メーカーに相談する

照明ポールは、目に見えない強度の計算(構造計算)が命です。安価な海外製や規格不明の製品を選んでしまうと、数年でサビが発生したり、台風時に折損したりするリスクが高まります。

日本の厳しい気候やJIL規格を熟知し、確かな技術で製造している国内メーカーを選ぶことが最大の失敗回避策です。

まとめ:確かな規格に裏付けられた照明ポール選びを

照明ポールの選定は、街の安全と美観を左右する重要なプロセスです。一般社団法人日本照明工業会(JLMA)の規格を正しく理解し、設置環境に合わせた最適な仕様を選ぶことが、長期的なコストパフォーマンスと安全につながります。

「自社の敷地に最適な仕様が分からない」「特注サイズや特殊な環境への設置について相談したい」といったご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

構造計算から製造まで、確かな品質で安全な街づくりをサポートいたします。


【引用・参照元データ】

寛大工業株式会社について

寛大工業株式会社は、大阪府羽曳野市に本社を置く金属加工メーカーです。
照明ポールをはじめとする各種金属製品の設計・加工・品質保証に一貫して取り組み、 ものづくりの現場に求められる安全性・耐久性・意匠性の両立を追求しています。

🏆 日本健康経営優良法人 4年連続認定
🏆 大阪ものづくり優良企業賞 受賞

#金属加工 #照明ポール #レーザー加工

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